赤いビキニで仁王立ち!

 

ちょうど去年の今頃、親友から電話がありました。

 

いつも通り「久しぶり~!元気ぃ~?」と会話がスタート。

 

最近はラインばかりだったので珍しいなーと思いながらスマホを耳にして「なーに?どしたー?」と私ものん気に答えました。

 

 

「それがさー、

癌になっちゃったんだよー。」と。

 

 

「それがさー、

痔が出てきちゃったんだよー。」ノリでケラケラ笑いながら言う親友。

 

 

続けて「抗がん剤治療が始まるから当分気功には行けないかもー。」と。

 

 

これも「眉毛抜きすぎてヤバい顔になっちゃったから当分気功には行けないかもー。」

ノリで言う親友。

 

 

あまりにもあっけらかんと笑いながら言う親友に、私も自分に「冷静になれ!こういう時はなんて言えばいいんだ?お前も看護師なんだから、気が利いた事言ってやれ!」と言い聞かせながらも出てきた言葉は、

 

「そっか。分かったよ。それで・・・・」と、そこまで言ったら、声の代わりに涙がポロポロポロポロ。自分でも何泣いてんだ?あほか?!と思うくらい、号泣。

 

 

何も言えなくなった私の気持ちを察したのか、定期検診で見つかり、再検査で癌と診断され、手術の前に抗がん剤の治療が必要なんだよ、という私が知りたいと思った事を、これまた、たまたま行った合コンでいい人がいて、今度デートするんだー♪っていうノリでケラケラ話す親友。

 

 

きっと、深刻な話しにすればするほど不安の波に押し潰されると分かってたのと、私に心配させないようにと、精一杯のケラケラで告白してくれたんだと今は思えます。

 

 

そんなケラケラ親友に対して「大丈夫だからね。絶対に大丈夫!」と泣きながら連呼する私。もう、看護師資格を持ち、気功スタジオを構え毎日生徒さんに教え、時々講師なんて仕事してるとは思えない、うろたえっぷり。

 

 

結局、電話を切るまで親友はずっと笑ってました。

 

 

電話を切り、冷静になってから、自分と相談して決めました。無力かもしれないけど、何も出来ないかもしれないけど、私に出来ることは全力で精一杯やろう!と。そしてやらない事も決めました。それは心配すること。心配は心配する相手も心配している自分もエネルギーが減ります。だから心配しても何にもお得な事は無いな!と思いました。私のことを信頼して打ち明けてくれた親友の想いに感謝して、応えるには『全力で応援する!』ことが私にできる最大の力だと思いました。

 

 

 心配じゃなくて応援する!と決めた時に書いたブログがかこちらです。

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抗がん剤治療は相当辛く、主治医に止めたいと訴えたと彼女から聞きました。もちろん主治医は中止はしないと言ったそうです。その時私は、大切な治療と分かってても止めたいくらい辛い!と訴えた彼女をうんと褒めました。

 

 

もし、私が彼女を心配していたら「ダメだよ!抗がん剤は生きるために必要なんだから!」なーんて言っちゃってたと思います。私は応援する!と決めていたので、彼女を心から信頼し彼女の選択、彼女の言葉を私も一緒に肯定することに徹しました。

 

 

残念ながら?治療は続行されることになったので、だったら彼女が止めたいと思った大きな要因である辛さを緩和するには?を彼女と一緒に考えました。どうやら、治療中の投薬(副作用を軽くする)のタイミングに問題がありそうだったので治療の時に看護師さんに相談し、最善のタイミングで薬を飲めるようにしてもらいました。そして体調が良い時は気功をしたいと言ってくれたので、治療と治療の合間に彼女の自宅で座りながらできる気功を一緒にしました。治療の時も一度ですが付き添って、点滴を受けている彼女に外気調整(相手の気を調える)したり、抗がん剤に気を入れたりしました。そんな私を見てヘロヘロな手つきで私のマネを一生懸命する彼女をまたもや全力応援するぞ!と毎回決意していました。

 

 

半年以上の辛い治療を終え、治療の効果を確認して手術の内容を決める大切な検査の日。

どんな結果であろうとも応援する!と決めていたので、彼女からの電話は割と落ち着いて受けました。

 

 

笑いながら癌になったことを告げた彼女が、今度はオイオイ号泣しながら「治療が効いたよ!癌が小さくなってたよ!手術も部分切除で大丈夫だって!」と、オイオイ泣きながら話してくれました。

 

 

彼女が癌になってから、私の前で泣いたのはこれがはじめて。相当な不安の中にいたんだろうなーと思い、私も思わずオイオイ泣きました。

 

 

見つかった当初、癌はステージ2で手術はリンパ節も切除する大きな術式予定でしたが、治療の効果があり癌はステージ1になっていて、手術も30分くらいで終わる部分切除に決定しました。

 

 

手術前日の夜、喉が少し痛いのと、ちょっと不安で眠れそうにないというので、病院までひとっ走り。ここでやらずに、いつやる!?と気功の外気調整をがっちり!してやりました~♪

 

 

術当日は彼女の前途を明るく照らすような青空が広がっていました。

 

 

「今の目標は元気になって自分でまーるに行って気功すること。」と話していた親友が、手術を終え、放射線治療も終え、仕上げの治療も終え、今またまーるへ通っています。

 

 

彼女には心から感謝!したいことがたくさんあります。

 

病気のことを隠さずに告白してくれたこと。本当にありがたかった。そして私にできる精一杯の応援をさせてくれたこと。親友の応援ができるなんてこんなに幸せなことはないよ~。

 

そして、今までの経験が全て役に立つんだと実感できたこと。看護師だけじゃなくて気功の指導員としての活動も本当にやってきて良かったとココロの底から思えました。西洋医学の邪魔をしないで、辛い症状や落ち込んだ気持ちへのアプローチができる東洋医学。見守るだけじゃなくて彼女に手当が出来たことも、とても嬉しかった。

 

 

これからも親友として、気功の先生として、彼女を応援し続けたいと思っています!

 

 

そんな親友は最近は髪の毛もぴんぴん伸びてきました。そしてふたりで約束したことがあります。

 

 

60歳の夏に、

赤いビキニ着て、

ビーチで仁王立ちする!!です(笑)